これらの里子が、再び誰かの手に取られますように。

 ひさびさにバイクを動かしました。たまにエンジン回さないとバッテリーが上がってしまうからね。
 それにあわせて、またまた古本を整理してきました。Qたろ的に言うと「子を里子に出しました」。
 例によって吉祥寺の「ブックステーション 和」へ。

 里子に出したのはこいつら。

 「「世論調査」のゆくえ」(松本正生/中央公論新社
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31129060
 テレビとか新聞とかで言う世論調査って、結局どれだけ事実を反映してるの?ということを調査した本。リサーチはオイラの好きな範疇なんですが、どうにも読むタイミングを失ってしまい、ほとんど読まずに里子へ。

 「美術、市場、地域通貨をめぐって」(白川昌生・水声社
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30902198
 これまたオイラの好きなテーマ「地域通貨」の本なのですが、いかんせん買ってみたもののテーマが狭すぎる。地域通貨だけでも話が狭いのに、美術の話までしぼられてきちゃうからね。美術ゴコロまったくナシのQたろにはちと難しすぎました。で里子へ。

 「渡辺恒雄 メディアと権力」(魚住昭講談社
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30699081
 これは力作。読了した本です。野球界をよくも悪くも騒がす渡辺恒雄氏。彼がいかにして読売新聞社の社主になったかを、元共同通信記者の魚住氏の細かな取材から描き出します。ベッタベタの大衆啓蒙的資本家に見えるナベツネも、実は学生時代は超がつくほどの共産主義者だったらしい!しかしそこでの内ゲバを経験してからは、その反動として徹底的に企業家として生きる道を選んだようだ。
 
 特に売るつもりもなかったんだけど、文庫版が出たのをきっかけに里子に出してみました。
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31158509

 代わりにといっちゃなんですが、雑誌「ぴあ」の通刊1000号・2003年6月10号を200円で購入、安っ!
 ぴあの創刊からおよそ30年近くのカルチャーの歴史のデータマガジンになっております。渋谷と新宿の、1970年代から10年ごとの変遷が分かる地図を掲載しているのが、一番泣けるんだっ!
 
 泣きながら再びバイクに乗り、ゴスペルの練習に行きました。泣いたのはウソですが。