雑誌の定期購読とインターネットベンチャー
今日はお仕事で御茶の水にある某2大取次のうちの一つに行ってきました。って分かる人には分かる書き方なんだけどー。
お仕事というのは、この取次で始めている雑誌の新システムについてなんですけど、仕事の話をすすめていくうちにわかったのが、この大取次が気にしている存在ってのが、いちwebサイトなんだってさ。
「Fujisan.co.jp」
http://www.fujisan.co.jp/
このウェブサイトのサービスは「雑誌の定期購読の窓口」なのだ。
現在、日本で流通している雑誌は2000〜3000アイテムあるにも関わらす、書店の店頭に並ぶのはごくわずかな点数。おそらく日本一の雑誌点数を自称しているブックファーストの渋谷店1Fの「東京マガジンセンター」でもまあ500くらいから1000くらいなんじゃないかなぁ。
雑誌も、定期購読というのが日本では定着しておらず(全体の売り上げの1割、アメリカじゃ8割くらいが定期購読なんだってさ!)ここにビジネスチャンスがあるんじゃないか、と思った西野伸一郎氏によって創設された、「雑誌定期購読専門サイト」なのだ。
ちなみにこの西野氏は、アマゾン・ドットコム日本法人設立の参加者の一人なのだ。
確かに書籍のウェブ書店てのは想像しやすいけど、雑誌の定期購読なんてそうそう思いつかないよね。雑誌には定期購読がある、ってのをオイラも忘れてたよ(おいおい)
そもそも書店での売り上げの半分は、雑誌での売り上げですからね。馬鹿にできませんよ。それよりも設立して2年ほどのベンチャーに、大取次が脅かされるという現実の方が凄いよなー。それだけ隙をついたビジネスチャンスを手に入れたFujisanの勝利だね。
このFujisanでは、書店では並ばなさそうな雑誌がジャンル別で一覧で見ることができるので、あなたの気になるジャンルの雑誌を探してみては?