田中家VS文藝春秋社。他社まで眞紀子むなよ(AERA?)

 テレビ番組なんだけど、こりゃ見逃せん!と思ってビデオ録っておいたのだ。
 http://www.fujitv.co.jp/nonfix/index.html
 http://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2004/416.html

 ナレーションが永井秀和というチョイスは秀逸!噂の真相のおどろおどろしさとマッチしている。間違いない!
 何度もオイラの日記には書いてる、雑誌「噂の真相」の休刊までと、編集長岡留安則を追いかけたノンフィクション番組です。
 噂の真相の休刊の理由は、何度も書くように雑誌ジャーナリズムに対する風当たりが強くなったことと、裁判の賠償金額の高騰があげられているのだ。
 そして週刊文春3月17日発売、3月25日号の東京地裁の出版差し止め事件。
 http://www.bunshun.co.jp/seimei/index.htm
 問題の記事内容はと言うと、田中眞紀子氏の長女が結婚したものの1年で離婚になった、というものでした。
 出版差し止め、というと言葉は柔らかいけど、つまりは「出版してはいけません、出版禁止」ということなのだ。
 確かに田中眞紀子氏の長女は「公人」ではないから、雑誌掲載はプライバシーの侵害にあたる、というもの。しかしこれが噂の真相休刊号の1週間後ってのが、なんだか気持ち悪いよな。

 Qたろ的には、今回の事件は田中眞紀子氏の怨念で成就した、文藝春秋社に対する制裁だと思うけどな。ホントそれだけの理由。
 なぜ田中眞紀子氏が文藝春秋社を目の敵にするかというと、彼女の父田中角栄を総理の座から引きずりおろしたのは「月刊 文藝春秋」なのですから。
 政治界の栄華を極めた田中角栄総理大臣がその職を辞任するに至ったのは、1974年11月号の文藝春秋に掲載された、立花隆氏の「田中角栄研究 その金脈と人脈」・児玉隆也氏の「淋しき越山会の女王」。この記事を契機に田中角栄氏は政界の表舞台から引退し、竹下登に裏切られ、やがて1993に亡くなる。
 非常に怨念の強いことで有名な田中眞紀子氏は、その後1度も文藝春秋社の取材は受け付けないという徹底ぶりだったという。

 話が飛んでしまいましたが、噂の真相の休刊はこんなところにも繋がっていると、思えて仕方ありません。
 
 そうそう児玉隆也氏の本は、前に買ったこれ。
 「無念は力 伝説のルポライター児玉隆也の38年」(坂上遼・情報センター出版局)
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31211561
 まだ読めてない〜。