発明報酬と企画のヒットは果たして同等か?

仕事帰りに、新宿に立ち寄る。
東急ハンズで、忘年会グッズを買おうと思ったのだが、お値段が張るのであきらめたんですわ、「マツケン」衣装。

ちょっと本でも買おうかとおもって、21時まで営業している小田急百貨店11Fにある三省堂へ。(紀伊國屋は20時で閉店のため)

立ち読みして興味を持ったのが(本のタイトルは忘れてしまったが)、発明に対する報酬の本。
あとがきに書いてあったのは「果たして本の編集は、どれほど利益としてカウントされているのか」ということ。
もちろん印税の関係で、著者に利益がわたることはあるけれども、編集者に利益が還元されることはない(もちろん社内表彰で大入袋ぐらいはもらえるだろうけど)。発明と同等に考えると、編集者に利益があってもおかしくない、という愚痴にも似た考察がつらつらと書かれてありました。

例として昨年・今年の大ヒット「バカの壁」を例に出すと、難しい計算式がつらつらと並べられ、発行元・新潮社の純利益は6億にも及ぶとの事。また新書でベストセラーということで、文芸・ジャーナリズム出版社の新潮社から、一般書への市場が広がった(もちろんそれは利益にカウントされない)という利益(不利益?)もあげられる、だってさ。

うーむ、出版産業が他のビジネスと異なっている事情を再度確認できたよ。