お笑いのインキュベーター、「オンエアバトル」

a2c_sato2005-03-12

 午前中図書館ボラ。13時に終えて行ってみたかったラーメン屋「ひら石」へ。純情商店街の奥まったところにあります。
 醤油ベースの干しイワシ魚ダシ。毎日食べても飽きない味。これは重要だ。餃子もデカい!
 
 NHKの深夜の「爆笑オンエアバトル」を見る。
 ちっとこれは説明しないとあきませんね。おお、HP無えーよ!
 そのかわり、ファンによるアツいデータページがありました。こりゃすげーデータだ。
 http://www5d.biglobe.ne.jp/~anken/owarai/battle/geinin/
 NHKには珍しいお笑い番組なのです。キャッチが「史上もっともシビアなお笑い番組」。今のお笑いブームの基礎はこの番組なくして語れませんよ。
 放送開始は1999年。この頃はいわゆる前の「ボキャブラブーム」が終わり、お笑いとしては冬の時代にスタートした番組だったのだ。
 番組はというと、お笑い10組が芸を披露し、観客はオンエアしてもいいという芸人にゴルフボールをバケツに投入し、うちバケツの重量の重かった上位5組のみ番組放送され、残り5組は放送されないというもの。よって「オンエアバトル」というタイトルなのだ。
 それまでこの手のオーディションお笑い番組はない訳ではなかった。関西ローカルであるが「爆笑ブーイング」という番組では、お笑い芸人が芸を披露し、披露している途中でつまらないと思ったらブーイングカードを挙げ、10人以上手が上がったらその場でネタを強制終了、9人以下で3分間ネタが続けられたら合格、というゴングショー的番組があった。が、あまりにもシビアすぎてレベルが高い点と、どちらにしてもネタを途中で止めなければならない消化不良加減のせいか、数年で姿を消した。オンエアバトルは、その進化系といってもいいだろう。いちおうはネタはすべて演じる事はできるので、誰もが精一杯ネタを披露する。ただ、それが評価されるかどうかが別。

 もちろんオンエアバトルに登場する芸人は、名のない若手芸人ばかり。ここで名をあげて有名になろうという。
 そして番組開始から6年たった今、お笑いブームで活躍している芸人は、この番組出身者が多数いるのだ。アンジャッシュ長井秀和テツandトモパペットマペットマギー審司ダンディ坂野はなわはこの番組出身と言ってもいいだろう。
 オンエアバトルはお笑いのインキュベータ(孵化器)であり、これからのお笑い芸人をチェックするには欠かせない番組なのだ。
 
 今日は年間王者を決めるセミファイナルA。順当に残ったな、タカアンドトシ麒麟