仕事術の中に「周りに惑わされない」って書いてあるけど・・・

a2c_sato2005-04-10

 木曜日に仕事出先の、ブックガーデン東京駅ディラ東京店にて購入。改札の中にある、立地についてはどう考えたってズルい書店。もちろん経営はJR東日本
 こいつを読了! 
 「100億稼ぐ仕事術」(堀江貴文ソフトバンクパブリッシング
 http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31496038
 時代の寵児堀江貴文ライブドア社長の、株式会社エッヂ時代に書いた本の文庫改訂版。
 ヒトの項目は営業のノウハウが詰まってますね。IT企業とはいえ人とのつながりは欠かせない。仕事の質とは「集中力×時間」ってのはなるほど。マイクロソフト社に怨みでもあるのかマ社のアプリケーションソフトをコキおろしてます。
 アツくなれることは間違いない、栄養剤本です。まったく影響されやすい男だ自分。
 しかし、日本人の堀江氏に対するやっかみは「お金」と「主張」の強さなんでしょうね。もちろん氏の主張は正しいのだけれども、それでも理論で正しくともしっくりこない、というのが今回のトラブルの原因なのでしょう。少なくとも言えるのは、ビジネス経験の浅い堀江氏が手だれ熟練高度経済成長を担った一流企業をコキおろすには、これしか方法がなかった、という気がするし、そこが彼の弱点なのでしょう。
 確かにアングロサクソンと比較すれば、まだまだ未熟な日本型資本主義。これから世の中の大勢はライブドア型経営に移行するのは間違いないだろう。しかし、ここで気付いて欲しいのは、それが万全の策ではないこと。

 実はいちばんおもろいのは、この本がソフトバンクパブリッシングから刊行していること。文庫版の刊行が2月下旬なので、まさかフジテレビのバックアップにソフトバンクが就くとは思わなかったでしょうに。

 ナンダカンダ言いながら、プロ野球にしろフジテレビ問題にしろ、いちばん美味しいところを持っていくのは実はソフトバンクであることをお忘れなく。