やっと時代が谷岡ヤスジに追いついた
今日はゴスペルのレッスン。
レッスン前に見てきました。こいつも渋谷ツタヤで借りたやつ。
「メッタメタガキ道講座」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001ZX7X6/qid=1114314103/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-1126344-5107532
1971年に公開された、同名の谷岡ヤスジのマンガ「メッタメタガキ道講座」の実写版です。
小学生のガキ夫が主人公ですが、暴力、エロ、飲酒、がアッケラカンと繰り広げられます。そもそもマンガ自体が圧倒的にブラックでシュールなギャグマンガを、いくら当時人気があったからといって、まさか実写にするとは・・・。
父親役に三波紳介、「アサーッ」と叫ぶムジ鳥役が、なんと宍戸錠、通信販売員に笑福亭仁鶴、というマンガにも負けないナンセンスを極めたギャグ実写映画。もちろん興行的には失敗だったらしいです。
たぶん今の時代だったら、間違いなく映画倫理委員会でストップ、PTA各種団体から抗議が殺到する内容だよ。
しかしあまりにシュールすぎて、やっと現代にたどり着いた感じの内容なんですね。バカバカしすぎて笑えます。
で、最近この手の、荒唐無稽なコミックの映画実写化が盛んなんですね。
アツい漫画を書かせたら日本随一の、島本和彦の「逆境ナイン」
http://www.gk9.jp/
週刊少年マガジンで、一躍シュールギャグ漫画の頂点に立った、野中英次の「魁!クロマティ高校」
http://www.kurokou.com/
もう既に上映した映画では、漫★画太郎の「地獄甲子園」とか
http://www.klockworx.com/jigoku/
シュール・ブラックユーモア・スラップスティック・不条理・・・。
映画がどんどんハリウッド的と耽美的の二極化していくなかで、これらの「裏」映画もますますスポットライトが当てられていくんだろうな。