昔はあたりまえだった風景、六本木一丁目

a2c_sato2005-06-10

 仕事で港区周辺を歩き回り、六本木一丁目へ。
 ここは「泉ガーデン」という、緑色のガラス張り高層ビルや高層住宅が並ぶ再開発エリア。
 http://www.sumitomo-rd.co.jp/izumi_garden/
 ふと、こんな建物を見つけたのですよ。見える?

 高層ビルとビルの合間、谷底まで続くようなエスカレーターのある近未来の風景の中に、ぽつりと民家。最初は何かのオブジェか?と思ったけど、洗濯物とか本気で掛かっているのをみて、これは本物の家だと気づいたときどれだけビックリしたことか。
 こういうときこそ地図マニアQたろうの本領発揮。インターネット地図を開いてみると・・・やっぱり一軒家だ!名前までわかる。「野村アパート」だって。
 果たして一軒だけ取り残されるのはどんな気持ちなのだろうか。こんな状況じゃコミュニティも成立しないよな。オブジェ感覚でおもしろがって住んでいる人もいるんじゃないかね。っていうかオイラも住んでみたい。
 地図がバッチリ載っているサイトをリンクしようと思ったけど、URLが長過ぎて断念。
 
 地価下落や不動産証券化の活発化、建設規制の緩和などによって、再開発いちじるしい東京都心部。ピカピカのビルに高速エレベータ、海外の企業や法律事務所が名を連ねるオフィス。
 しかしそれらが姿を現す前は、こんな普通のアパートや普通の民家の建ち並ぶ場所だったのですよね。
 
 こいつで駅名「六本木一丁目」で検索して、泉ガーデンタワーと泉ガーデンレジデンスの間を拡大してみてください。
 http://www.its-mo.com/